世の中には、なかなかに面白い発明がいっぱいあります。生活を豊かにするもの、精神を豊かにするもの、様々です。どうしてそんな発想が出てくるのかすらわからない、素晴らしいものもあります。今日は、私が今まで見た、すごいものを一部紹介しましょう。

 1/牛乳パック開けてもフタ出来るよ器
 読んで字の如くです。最初にこの発明を見たとき、私は驚愕のあまり鼻血を吹き出し、3日は鼻血が出たり止まったりする日々を過ごしました。
 牛乳パックは開けたとき、口を外側に折り曲げて注ぎ、内側に折り曲げて保存するというのは、皆様ご存じだと思います。この発明は一見、タダの板にしか見えないのですが、薄い板の真ん中にスリットがあり、そこに牛乳パックのヒレ部分を入れられるようになっております。これを差込み、折り曲げてある出入り口を封入すると、あら不思議、もう牛乳が外にこぼれないのです。口で説明するのは難しい。
 フタをした後のパックは、横にしても逆さにしても牛乳がこぼれません。牛乳パック型の飲み物には、オレンジジュースやコーヒー牛乳などがあり、あまり開けすぎると冷蔵庫の牛乳スペースを占拠してしまいます。ですが、これを使えば、牛乳スペースを使わないでもパックが保存できるのです。素晴らしい発明品ですが、実は私、これを無くしてしまい、今は所持しておりません。どこ行きゃ売ってるんだろう。

 2/グルーミー
 と言っても、グロい熊の方ではありません。グルーミーというぬいぐるみシリーズのことです。
 これはただのぬいぐるみではありません。腹部に、ディスプレイクリーンするための布が使われており、ぬいぐるみを使ってディスプレイをきれいに出来るのです。
 ディスプレイクリーナータイプのグルーミーだけではなく、パスケースやケーブルネームタグなどのシリーズも出ております。確かに、ディスプレイクリーナーというものに布製品を使うのは正しい考えではありますが、ぬいぐるみをそう使用するとは、思いつきそうで思いつかないネタです。
 この素晴らしいところは、使っているとだんだんといじらしくなってくる点にあります。だんだん汚れてくるグルーミーに、なんとなく哀愁を覚えてしまう。そのうち、なんだかかわいそうになって、使えなくなってしまうのです。いとをかし。
 グルーミーには犬タイプと猫タイプがあり、私は猫タイプのロシアンブルーを所持しております。名前はルーシー。チョコつけちゃったり、髭が折れちゃったりしたけど、かわいいです。

 3/チャッカマン
 こいつは屈指の発明だと思います。原理はただのライターですが、長いノズルがついていて、トリガーの部分と口の部分が離れています。
 この発明の素晴らしいところは、やはり火が出る口が手から遠ざかるところにあります。ライターも物によりますが、火を出すと手元まで熱くなるタイプがありまして、どうも使うときに腰が引けてしまいます。このチャッカマンは、そんな火の恐怖を一瞬で遠ざけてくれました。
 欠点として、通常のライターより大型化するというのがあります。と言っても、私はタバコを吸えないので、ライターを携帯はしません。ライターを使うのは、線香をつけたり、花火をするときくらいなので、大きくても小さくても問題ありません。それ以外に、欠点らしい欠点も見つかりません。
 今使っているのは、チャッカマンの紛い物ですが、何故かこれガスを補給する穴があります。ジッポオイルでも入れれば使えるようになるのかしらん。

 やはり、人間の発明には素晴らしいものがたくさんありますね。ゴールデンウィーク中、人多すぎてどこにも行けなかった私も、こんなことをぼーっと考えるだけで5日間過ぎてしまいますね。ええ。
 そのうち、全自動たまご割り器などが実用化される未来が来ることを願います。

 (記載日:2010/5/6)


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