ついこの間、知り合いから故障したPSPをもらってきました。どうも、電源コネクタの真ん中に出ている端子が折れたという話で、これを直せば普通に使用出来るとのこと。コネクタ自体を修理することは不可能に近いので、交換用のコネクタを購入し、交換することにしました。
 突然ですが、私は極度の近眼です。右目と左目の視力が大幅に違うというのと、乱視が少々入っております。なので、というわけでもないですが、携帯機でゲームをすることはほとんどありませんでした。ゲームボーイも、わざわざスーパーゲームボーイにて変換してテレビ画面でプレイしていたくらいです。現代のNew age共の画面がでかくなっているとは言え、やはりこのサイズでゲームをプレイしていると目が痛くなってしまうので、携帯機を買うという予定はありませんでした。ですが、まあ。せっかくもらった故障品ですし、修理して使えるようにすればいろいろと遊べるんじゃないかと思い、修理することにしました。
 コネクタ自体は、それを扱っていそうな店に行って購入、早速コネクタを交換するために開いてみることに。ネジが1本舐めていてなかなか開かないなどのトラブルはありましたが、なんとか開くことには成功しました。開いてみた第一印象は、やはり複雑な精密機械なんだなということですかね。ですが、局所局所がユニット化しており、部品単位というよりはユニット単位での交換が可能になっていたところを見ると、色々と予想出来ます。
 結局、コネクタ交換自体はだいたい2時間ほどで終了しました。コネクタも、内部で小さなコネクタによって基板に接続されており、半田付けなどの面倒くさい作業が無くて済んだのが幸いです。早速起動してみたところ、何一つ問題なく動作しました。本当に簡単な修理で済んでよかった。

 話は少し飛びますが、私はPSPを製作している某S社の製品が好きです。というのも、昔からS社の製品を使っているので、インターフェイスや操作などの基本に慣れているからです。デジカメ、携帯などはS社の製品を使っておりました。デジカメは、10年ほど前に購入したものでして、性能は今の一線機には劣るもののまだちゃんと使えております。ですが、残念ながら携帯の方は壊れてしまいました。
 AUユーザの私が初めて使った携帯電話。それはW21Sで、私は4歳(仮)でした。こんな素晴らしい携帯電話を使える私は、きっと特別な存在なのだと思っていました。サブ画面でメール受信時に内容を読めることや、上下のスクロールボタンがマウスの3ボタンのようなロールバーだったのがお気に入りだったんですが、急にキーが効かなくなって使用不可に。機種変更を余儀なくされて、泣く泣く交換したのです。
 いつ頃から、S社が破損のS社だのSタイマーだのと言われるようになったかは知りませんが、今回のPSPの内部構造を見るに、どうも元より壊れることを想定しているんじゃないかという気がしてなりません。本当に使いやすくて好きだからこそ、更に丈夫で長持ちする製品を作って欲しいと願うのです。

 (記載日:2010/2/6)


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