ここ数年で、友人の影響で格闘ゲームをするようになりました。最初は、勝つことも出来ず、コマンドも打つことが出来なかったんで敬遠していたのです。ですが、友人の家に遊びに行ったとき、私以外の全員が盛り上がってるのを見て、だんだん楽しそうに思えてきまして。今では、それなりの分析と戦闘を出来るようになりました。
 元々は、ずいぶん昔に安価で買ったストリートファイター2くらいしかやりませんでしたが、ケモナー人気のあの子がいるヴァンパイアシリーズやストリートファイターでもそれなりに新しいZERO3、果ては月姫や東方のキャラのことをよく知らないのにメルティブラッドや東方緋想天などもやっております。
 ヴァンパイアでは可愛くてけなげで元気いっぱいだという理由でフェリシアを使っていますが、他のゲームでは「押せる」キャラを使う傾向にあるようです。SFZ3はさくら、メルブラではアルク、緋想天ではレミリア、と言った具合です。特にメルブラは結構やりこんでいるんですが、廃人ほどのプレイとは行かないまでも、それなりに取れるようにはなってきました。今では、私に格闘ゲームを教えてくれた友人とも、互角とは行かないまでも戦えるようになってきています。

 格闘ゲームをプレイしていて再確認したのは、「待つ」ことと「見る」ことの大切さです。昨今のアクションやRPGなんかは、敵のパターンを深く考えずとも、弱点属性を攻めたりそれなりに手堅い戦術を組めば倒せる物が多いです。
 が、しかし。昔のオワタ式のアクションなどだと、敵のパターンを読まないとダメージすら与えられないことがあるわけで。そのためには、短時間で多くの弾を当てようなんて色気を出さずに、出来るだけ相手を見てパターンを覚えることから入らないといけないです。それで、失敗するとアウトになって、下手するとゲームオーバー。1ステージクリアするのにものすごい時間がかかるとか、当時では結構あったと思います。絶対に子供じゃクリアできないような難易度のゲームなどもありましたし。ここから得られるのって、何度でもチャレンジする気力だとか、待つことの出来る忍耐力だったりするんですよね。
 格闘ゲームは、CPUと戦うときはそれほどでもないんですが、対人戦を行うとこれらの基本が露骨に必要になってきます。相手のキャラがどんな技を持って、どんな攻撃がセオリーか。その上で、相手はどんな攻撃を主に使うか。その場その場でしっかり対応していかないと、簡単に落ちます。
 そして、この気力や忍耐力、現実世界でも役に立つような気がします。相手と普通に会話する分にはいいんですが、相手をよく見て、適切な対応をすることが必要な話もあるわけで。大事な話や商談なんかがそれに当たります。ビジネスは格闘だ、なんて言うつもりもないんですが、人それぞれのパターンを読んで、それにしっかりと対応して、自分の有利な方向に話をすすめるっていうのは、必要だと思うんです。そのためには、どう転ぶかを「待つ」ことと、転んだ先を「見る」ことが必要なんじゃないかと。ゲームに人生を垣間見た瞬間でした。

 話変わるけど、フェリシアっていいよね。再確認したよ。あの尻尾とかたまんないよね。髪もふわっふわでもうどうしていいかわかんない。それに、性格とか無茶苦茶明るいし、何があってもへこたれない。人の幸せについてよく考える献身的な姿勢と言い、夢に向けて努力する力と言い…正に素敵。そういう人に私はなりたい。
 忙しい盛りが終わりました。これから数ヶ月間は、のんびりしていられそうです。滞っていた更新も出来るように頑張りますので、よろしくお願いします。

 (記載日:2008/11/6)


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