先日、みそ汁と芋の煮物を作って、余った物を次の日にも食べようと思っていました。ところが、朝忙しいせいで食べることが出来ず、暖め直さずに家を出てしまったわけです。家に帰って、さあ食べようと鍋を温め直したら、なにやら無茶苦茶な量の泡が噴き出やがります。何事かと泡の吹いた鍋のフタをあけると、それはみそ汁。芋の煮物の方は至って普通だったんですが、エノキダケをふんだんに使用して作ったみそ汁の方は、すさまじく泡を吹いてました。
 最初はキノコだからだと思いました。が、むわっと広がる酸っぱい臭い。結論から言うと、腐ってました。最近はまだ気温も低いし、食料の作り貯めをしておいても大丈夫…だと思ったのは、大きな間違いでした。作ってから1日しか経っていないのに、あまりにもむごい。急ぎの用のせいで、朝に煮直すことが出来なかったことが、まずの敗因だと思われます。
 これから夏になるにつれて、この問題が大きくなります。食べ物はこまめに煮直さないと腐るわけですが、それがいつも出来るわけではないですし。何より、加熱しまくることによって、煮物もみそ汁も不味くなるのが問題です。ジャガイモやニンジンや大根は溶けますし、味噌は風味がなくなります。タッパに詰めて冷蔵庫、などという苦肉の策も使いますが、冷蔵庫に入れてあるものでも時間が経つと腐るわけで。根本的な解決になりません。
 そこでもういっそ、腐りにくい食物だけで食事をしようじゃねえかと。そんな発想に至りました。みそ汁は湯をその場で沸かして、乾燥ワカメを入れて味噌入れて完成。おかずも、開けなければなかなか腐らない缶詰や、元々から乾いている鰹節などを採用。タマゴも比較的腐りにくいのでこれもいい食品になります。肉や魚は腐りやすいので出来るだけ使用せず、大根やキャベツを漬け物にしておかずに。缶詰は単価が高いので、いいおかずにはならないんですが、漬け物関係はいい感じでおかずになってくれます。
 正直なところ、おかずを毎回毎回作るのは面倒くさいので、何か手があるといいのですが。肉や魚を使えない、腐りやすい野菜も使えないというのも、片手落ちのようであまりいただけません。このサイトをごらんになっている方に、何かいい知恵をお持ちの方がおられましたら、どしどしお手紙メールをお願いします。

 (記載日:2008/6/18)


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